ほくたけの重要課題(マテリアリティ)

重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス
ほくやく・竹山ホールディングスグループでは、「医薬品卸売事業」・「医療機器卸売事業」・「薬局事業」・「介護事業」・「ICT事業」における各事業間の連携による、地域の実状に沿った社会保障基盤の構築を通じて付加価値を創造し、「健やかな地域社会」の実現へ貢献することを一番の使命と考えています。
持続可能な社会の実現が求められる中、当社グループは事業を通じた社会課題の解決を重要なミッションと捉えた上で、自社の事業における課題の検討を行いました。そのうえで、中長期的な当社の経営戦略および社会課題、取引先をはじめとしたステークホルダーの置かれた環境をふまえてリスクと機会の分析を行いました。
そこから社会的貢献度と自社における重要度のより高いものを「ほくたけの重要課題(マテリアリティ)」と特定いたしました。

重要課題(マテリアリティ)特定マップ
- 従業員の力を最大限に活かすべく個々の成長が実感できる職場環境を整備する
- ステークホルダー利益の最大化を主眼として、持続可能な事業としての基盤を築く
- 事業間連携により社会保障基盤における付加価値を創造する
- 企業統治(ガバナンス)を強化し事業活動の透明性を確保する

サステナビリティ関連のリスク及び機会
重要課題(マテリアリティ)ごとのリスク及び機会と具体的な施策
従業員の力を最大限に活かすべく多様性・公正性・包括性を推進し、職場における個々の成長が実感できる環境を整備する
リスク
- ハラスメントによる人権侵害
- 地域の少子高齢化、人口減少による人財不足や労働生産性の低下
機会
- 働きやすい職場環境の整備
- 次世代を担う人財育成
- 公正・公平な人事機会の創出
- 従業員の健康保持、増進
具体的な施策の代表例
- 人権尊重の推進
- ハラスメント教育・研修の推進
- 従業員の健康保持・増進の取り組み実施
- 正社員登用制度による人財活用
- 男性の育児休暇取得の促進
- 法定以上の育児短時間勤務制度
ステークホルダー利益の最大化を主眼として、将来にわたり持続可能な事業としての基盤を築く
リスク
- 災害等における商品・サービスの安定供給
- 人財不足・人財確保の困難
- サイバーセキュリティ
機会
- 医療DXへの取り組み
- 倉庫高度化と物流の効率化
- 地域ごとのBCP対策
- 災害等における供給体制整備
- DX推進による業務プロセス改善
- 情報公開による会社の透明性の確保
具体的な施策の代表例
- DXロードマップの推進
- AI業務支援ロボットの導入による業務効率化推進
- 倉庫の高度化と物流の効率化への取り組み
- IR公開資料の拡充
- ニュースリリースの開示促進
- 危機管理マニュアル等の整備
- ランサムウェア問題への対応とセキュリティ強化計画推進
- 医療従事者の育成支援
事業間連携により、地域の実状に沿った社会保障基盤の構築に向けて付加価値を創造し「健やかな地域社会」の実現を目指す
リスク
- 人口減少・高齢化に伴う医療ニーズの質・量の変化
- 地域間の社会保障基盤の偏在
- 災害時等におけるサービス提供体制の維持
- 自然災害による安定供給の危機
- エネルギー価格の上昇によるコスト増
機会
- 地域の実状/ニーズを検討するエリアサミットの推進
- 地域ごとのBCP対策による災害時の物流網維持と安定供給
- 行政や自治体との連携、協定(災害協定含む)
- ヘルスケア市場拡大機会の獲得
具体的な施策の代表例
- 「エリアサミット」での地域ニーズの発見と事業間連携によるサービス開発
- BCP対策の教育・訓練の徹底
- 倉庫施設新築時の環境配慮
- 自治体との災害協定
- 介護事業所生産性向上推進事業への参画
- ドローン物流の社会実装に向けた取り組み
企業統治(ガバナンス)を強化し、事業活動の透明性を確保する
リスク
- コンプライアンス違反
- データセキュリティ危機
機会
- 内部通報制度の設置と充実
- コンプライアンス重視の経営方針の策定
- 企業統治(ガバナンス)体制強化
具体的な施策の代表例
- 内部通報窓口の充実
- コンプライアンス教育の推進
- 取締役会、経営会議の機能の向上
- 内部統制システムの整備